みなさん、こんにちは!ニース在住の南仏さんぽです。
今回はニースから足を伸ばして、バスク地方ポールドランヌ(Port de Lange)の蚤の市に行った様子をお届けします。
こちらの蚤の市は年に1回の大規模なプロによるブロカントです。
小さな街におそらく700店ほどのお店が集結していたのではないでしょうか。
真夏だったのでとても暑くてヘトヘトに。
一店舗ずつじっくり見ていたら丸一日かかってしまうのではないでしょうか(汗)
今回はプロのブロカントのため価格は若干お高めでしたが、質の良いものばかりで見ているだけでとても楽しめました。
もちろんお目当てのものもゲットしましたよ!
噂には聞いていましたが、バスク地方の蚤の市にはたくさんのバスク柄の食器類で溢れていました。
過去の記事で蚤の市について詳しくご紹介していますので、よろしければこちらもご覧ください。
バスク地方のバスク柄とは?
バスク柄とはフレンチバスクの伝統的な格子模様の木造建築がそのままお皿になったようなデザインです。
濃青と茶褐色の格子模様が特徴で、バスクカラーとも呼ばれています。
映画アメリの主人公アメリが使用したことで一躍注目を浴びたバスク柄のプレートが有名です。
バスク柄と一言で言っても、窯元や作られた年代によって違いがあるのが面白く、自分の好みのものを見つける楽しさもあります。
ポールドランヌの蚤の市
今回の蚤の市も以前の記事でご紹介したブロカント検索サイトにて事前に調べて行きました。
小さな街の小道の両脇に隙間がないほどたくさんのお店が立ち並んでいました。
実は小道は一本道ではなく、何本も入り組んでいるため効率良く見て回るのが難しいのなんのって。
そして歩いても歩いても終わりが見えないほどお店の数がビックリするほどたくさんありました。
事前に調べた時はおよそ350店舗ということでしたが、その倍はあったと思うほど。
ネットの情報と違うことって蚤の市あるあるですね。
逆に事前調べよりも少ないこともあったりするのでアタリハズレがあるのも確か。
大きなブロカントということもあり、お昼頃にはすれ違うのが大変なくらい人の波となっていました。
真夏の開催なので日除の帽子と水分は必須ですね。
蚤の市の様子
ディスプレイが素敵なこちらのお店。
店主のセンスの良さが感じられました。
私はこちらのお店でバスク柄のデザートプレートをゲットしました。
このような雑多な感じで置かれているものの中にも素敵なものがないかしら…と目を凝らして真剣に探します。
雰囲気のある南仏らしい陶器やかわいいパニエもあります。
南仏らしい温かい色味のものが多いですね。
古い薬瓶や焦げついたホーローも良い味が出ています。
使い込まれたカッティングボードもインテリアにGOODですね。
目利きの効いたプロたちの厳選されたものたちの中から、自分だけのお気に入りを探すのが楽しみでもあり、即座に決めきれられず後々後悔することもあり…
一点ものだからこそ、その時の自分の気持ちと出会いを大切にしています。
バスク柄の食器類が溢れていた
私が暮らすニース近辺の蚤の市ではバスク柄の食器類をほとんど見かけることがありませんが、
今回の蚤の市ではさすがバスク地方!至る所でバスク柄の食器たちに出会いました。
蚤の市でバスク柄の食器をお探しの方はバスク地方に行けば簡単に手に入りそうです。
ここで私が目についたバスク柄の食器たちの一部をご紹介します。
バスク柄のプレートと言って代表的なのがこちらのクレイユエモントローですね。
カップとソーサーのセットもとても綺麗な状態でした。
奥にある濃青と黄色のバスク柄プレートと手前のミルクピッチャーも一目惚れしたのですが、お値段が可愛くないので諦めました。
土ボコリで汚れていたのですが、綺麗に洗い落とせば状態が良さそうだったキャニスターたち。
キッチンに置いてあったら料理が楽しくなりそう。
こちらはジアンのバスク柄の食器セット。
状態の良いカップのみ欲しかったのですが、セット売りとのことで泣く泣く諦めました。
今回の購入品紹介
私が今回購入したものの一部をご紹介します。
まずディゴワンサルグミンヌのバスク柄プレートはディスプレイが素敵なお店のマダムから購入させていただきました。
1枚1枚バラツキのあるこの手書き感に温かみが感じられ、そこに惹かれました。
実は私がバスク柄のデザート皿を探していた理由は、無類のバスクチーズケーキ好きだからなのです。
バスク地方発祥のバスクチーズケーキをバスク皿の上に乗っけて食べたら、と想像しただけでテンションが上がります。
そして気泡が美しいガラスのコンフィチュールポットも一目惚れしたもの。
フルーツやヨーグルトを入れて使うのにちょうど良いサイズです。
まとめ
今回はバスク地方のポールドランヌの蚤の市を訪れた様子をご紹介しました。
私の想像以上にバスク柄の食器が溢れていました。
今回のような大規模な蚤の市でなくても、バスク地方ではバイヨンヌやアングレットなど毎週開催されているものがあります。
今後バスク地方へ旅行に行かれる方は観光と合わせて蚤の市も是非計画に入れてみてはいかがでしょうか。
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