海外では納豆って高級食品ですし、簡単に手に入らないですよね。大好きな納豆を好きなだけ食べたい方は是非自分で作ってみましょう!
こちらでヨーグルトメーカーを使った簡単な自家製納豆の作り方をご紹介します。
納豆作りに準備するもの
- 上記のヨーグルトメーカー
- 付属の専用容器
- 付属のスプーン
- 上記の納豆菌もしくは冷凍納豆
- 大きめの鍋(我が家はSTAUB22㎝使用)
- ボウル
- ザル
- 大豆(BIOショップで購入)
⚠️付属の専用容器とスプーンは事前に煮沸しておくこと
作り方
今回こちらの乾燥大豆を250グラム使用します。(500グラムを2回に分けて使用できるため)
1)ザルに250グラムの豆を出してよく洗う(この段階で気になるものは取り除く)
2)豆がしっかりかぶるだけの水をひたひたに入れ一晩置く(8時間から10時間ほど置くと2〜3倍の大きさに膨らみます)
3)大きめの鍋に、一晩浸した水と豆を移す(浸した水をそのまま使用)
4)強火で沸騰させ、アクが出たらおたまですくう(豆の皮が剥がれたものは一緒にすくう)
5)その後鍋に蓋をして弱火で5〜6時間程煮る(つまんで潰せるのが目安、柔らかいほどふっくら美味しい納豆になります)
6)5時間煮た後の豆がこちら↑。皮が剥がれているものがあるのでできるだけ取り除きます。そしてザルに豆を移し煮汁をしっかりきること。(水気が残ると水っぽい納豆になります)
7)事前に煮沸して準備した容器の中に、納豆菌を付属の耳かきで3すくい入れる
8)大さじ1のお湯で納豆菌を溶かす(容器を横に揺するor付属の専用ロングスプーンでかき混ぜる)
⚠️納豆菌をお持ちでない方は市販の冷凍納豆の1パックのうち4分の1ほどを大さじ1のお湯で溶かしても同様にお作りいただけます
9)容器の中に専用ロングスプーンでザルから全ての豆を移す(250グラムの豆がおさまります)
10)一度容器の蓋をしっかり閉め、下に溜まった納豆菌を全体に行き渡らせるために10回ほど上下ひっくり返す
11)蓋を外し、容器と蓋の間にキッチンペーパーを挟んで、隙間を作る感じで蓋を斜めに軽く置く。(納豆菌の活動に空気が必要)ヨーグルトメーカーに容器をセットして42℃設定、24時間保温。
12)24時間後がこちら。上部は少し乾燥しているように見えますが、かき混ぜるとしっかり糸を引いて納豆になっています。この段階で香りも納豆です!
13)綺麗な容器に移しかえ、蓋して冷蔵庫で2〜3日落ち着かせたら完成(納豆独特のアンモニア臭が落ち着きます)
納豆の手作り方法にはオーブンの使用や湯たんぽ、ヒーターの熱を使って発酵させる方法、発泡スチロールでの保温など様々な方法がありますが、オーブンにアンモニア臭がついてしまうリスクがあったり、夏場は温度管理が難しく腐らせてしまうリスクがあります。
ヨーグルトメーカーがあれば温度管理ができるので、年中安定して作ることができます!
ヨーグルトメーカーの問題点と対策
【問題点】
ヨーグルトメーカーは縦型の深い容器を使うため、納豆菌の増殖に必要な空気のあたる部分が少なくなり、容器の底にいくほど納豆菌の繁殖が弱くなってしまいます。
つまり納豆菌の繁殖にムラができてしまうということ。
【対策】
底の方の大豆を発酵させるためには、24時間の保温のうち途中で2回攪拌させます。
底にある大豆を表面近くまで移動させて、より多くの大豆が空気に触れるようにすることが重要です。
私は時間に余裕があれば、残り14時間と残り4時間のタイミングで攪拌しています。
そうすることで大豆全体を醗酵させることができ、容器の表面から底の部分まで均等に粘りの強い納豆が出来上がります。
愛用しているヨーグルトメーカー
温度と時間設定さえできれば、どちらのヨーグルトメーカーをしても大差ないと思いますが、我が家はこちらのヨーグルトメーカーを長年愛用しています。
参考までにご紹介させていただきます。
納豆菌について
日本に帰国した際に必ず納豆菌を購入してきます。
1本あればかなりの量が作れますよ。軽くてかさばらないので2つ3つまとめ買いしています。
STAUBをおすすめする理由
納豆を茹でる際にSTAUBなどの鋳物・ホーロー鍋を使用すると高い伝導率のおかげで時短となります。
また保湿性も抜群なので豆がふっくら茹で上がります。
STAUBはフランスが誇る有名ブランドで、上品かつキッチンに出しっぱなしにしておいてもインテリアになるようなおしゃれな鍋ですね。
ただし声を大にしてお伝えしたいのがフランスでもSTAUBは高価であり、決して安くないと言うこと。
昨今円安もあって、日本で買った方が断然お得なのです。
年々値上がりをしているようなので、気になっている方は検討してみると良いでしょう。
STAUBは幅広い料理に使えます。その良さが分かると私のようにサイズ違いで揃えたくなるかもしれませんね♪
おすすめの大豆
当初赤いラベルの大豆で作っていましたが、こちらの出来上がりは大粒納豆になります。
中粒納豆がお好きな方は緑ラベルをチョイスしてください。
冷凍可能
この量でも1週間で食べ切ってしまうほど我が家は納豆大好き。
もし食べきれないようであれば数日置いてアンモニア臭が落ち着いてから、小さい容器に小分けにして冷凍できます。
無添加の納豆タレなら安心
材料はとってもシンプル
- しょうゆ 大さじ2
- みりん 大さじ1
- ちょっと良い粉末だし 小さじ1 (茅乃舎出汁ならベスト)
- 水 大さじ2
耐熱容器に入れてかき混ぜ、レンジで30秒
冷蔵庫で冷まし、お好きなだけたっぷりかけて召し上がってください。
私のオススメの粉末だし茅乃舎だし
私の愛用する鎌田のだし醤油
良い出汁と良い醤油を使えば納豆が引き立ちます。
これらを切らすと美味しい日本食が作れなくなってしまうほど私にとっては欠かせないもの。
必ず切らさないように一時帰国の際に購入してくるか、海外配送サービスを利用して購入しています。
まとめ
今回はヨーグルトメーカーで簡単な納豆の作り方をご紹介しました。
納豆菌は非常に強い菌なので、余程のことがない限り失敗することはないと思います。
最初は工程が多いように思われるかもしれませんが、慣れてしまえば簡単!
夜中のうちに浸水しておいて、私は昼ごはんや夜ご飯を作る時に空いているコンロで一緒に豆を煮ています。
そしてヨーグルトメーカーにセットしてしまえば、後は基本放っておくだけ。
是非この方法でいつでも好きな時に自家製納豆を楽しんでみてください♪
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