栄養たっぷりで自然の甘味が味わえる干し芋、秋になると無性に食べたくなりませんか。
ですが、海外に住んでいると簡単に干し芋を手に入れることができません。
干し芋好きの私としては年中食べたいくらいなのです。
そして食べたければ作るしかない!ということで、
できるだけ簡単に家庭で作れる方法を見つけましたので、こちらでご紹介します。
干し芋作りのポイント
干し芋作りの手順は「蒸す」「切る」「焼く」といった非常にシンプルな工程ですが、それぞれにちょっとしたコツがあります。
- 炊飯器でじっくり時間をかけて蒸す(竹串でスーッと中心部に入ればOK)
- 熱いうちに皮をむく
- 粗熱がとれてから好みの厚さに切る
- 崩れやすいので、優しく天板に並べる
- 好みの食感になるようにオーブンで両面焼く
さつまいもの購入場所
アジアンショップや大手スーパーのアジア食材コーナーの一角に売られているのがこちら。
一見どちらもさつまいもに見えますが、左が日本のさつまいもに近いいも。
Patate deuce blanche と表記されています。
右は中がオレンジ色のいも、Patate douce Egypt と書かれていることが多いです。
エジプト産なのでしょうか⁉︎こちらは甘味が少ないので、日本のさつまいもを想像して買うとなんだかがっかりしてしまいます。
干し芋は当然左のいもを使って作ります。
準備するもの
干し芋の作り方
1)今回は中くらいのサイズのいもを3本用意しました、たわしでしっかり洗います
2)炊飯器に入る適当な大きさに切って入れ、1合あたりのメモリまで水を注ぐ
3)玄米モードのスイッチをオン(時間をかけてじっくり熱を通すことで甘さが増します)
4)美味しそうな色になり、これで蒸かし芋が出来上がりました。正直これだけでも美味しいです(笑)
5)熱いうちに皮をとります(綺麗に皮が剥けるため) ⚠️火傷に注意してください
6)少し冷めてから食べやすいお好きな大きさに切り分けます(5㎜から1㎝以内くらい)
7)オーブン180℃で片面30分、裏返して30分焼いたのがこちら。
8)身体に優しい無添加の干し芋の出来上がり。オーブンによって焼き上がりに違いがあると思いますので丁度良い温度と時間を見つけてください。(ちなみに私はちょっと硬めが好みです、↑の時間は参考になれば◎)
干し芋は健康食品
食物繊維が多いためお通じに良く、脂質がほとんどなく、ビタミン・カリウムなどの栄養素を豊富に含んでいます。
保存料や添加物を一切使っていないにも関わらず、自然の甘みを感じられるため、ダイエット食品や健康食品として注目されています。
小腹が空いた時のおやつになる、持ち運びに便利、保存がきく、というとっても便利な食べ物。
番外編:天日干しの作り方
ちなみに時間がある時は昔ながらの外で干す方法で作ることもあります。
その際は上記レシピの工程6の切り分けた蒸し芋をネットに乗せて好みの硬さになるまで5日程度外干しするだけ!
私はこんな感じで干しています↓
そして注意しなければならないのが雨の時。
水に濡れると腐る原因になります。
また夜露が気になる場合は、夜間部屋の中に取り込んでおいた方が無難でしょう。
その際も暖房が効いた部屋は避けてくださいね。
この私が使っているハンギングネット、実はキャンプ用のものなのですが、
チャックがついていて鳥や動物から守ることができるので非常に優れものです。
収納袋付きなので、使い終わった後もコンパクトになって邪魔になりません。
ご参考までに☺︎
まとめ
一般的な干し芋の作り方は「蒸す」「切る」「干す」ですが、実はこの「干す」が厄介。
干すのに1週間前後日数がかかるということと、適した季節が秋から冬にかけてということ、からどうしても食べたい時にすぐに食べられないのです。
ですが、このオーブンで干し芋を作れるレシピであれば食べたい時に年中いつでも作ることができます!
余裕のある方は天日干しの方法もおすすめです。
また自家製だからこそ好みの仕上がりを見つけられる醍醐味もあります。
海外で干し芋が食べられるなんて当初思ってもいなかったので、なんちゃって干し芋ですが私にとっては十分満足しています。
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