フランスには各地にエマウスという名のリサイクルショップがあります。
お店の規模はさまざまで、衣類や小物中心の小さいところもあれば、家電製品や大きな家具を取り扱うところまであり地域によってカラーがあります。
今回は私が住むニースのエマウスを訪れた様子をご紹介します。
フランスのリサイクルショップのエマウスとは
EMMAUS(エマウス)とは1949年にカトリック司祭のピエール神父によって設立された慈善団体です。
主に社会への適応が難しく経済的にも困難に陥ったホームレスの救済が目的で、このエマウスで実際に働いているのはそのホームレスの方々。
エマウスで販売されているのは全て無償で寄付された家庭で不要になったものであり、それを彼らが修理をし販売を任されているのです。
そしてここで得られた収入が彼らの住居や生活費、そして自立支援となっているというわけです。
寄附する側も購入する側も何らかの社会貢献に繋がっていると思うと改めて素晴らしい団体だなと思います。
ニースのエマウスの様子
大きな倉庫と屋外にも所狭しとさまざまな物で溢れています。
倉庫にはアンティークの食器コーナー、家具類、ブックコーナーがあります。
屋外にもアンティークではない食器類や衣類、キッズコーナーがあります。
つまり、エマウスで働く方々も物の価値をしっかり分かっていらっしゃるということ。
不用品と侮るなかれ、実はこの中にアンティークなどのお宝が隠れていたりするので、バイヤーも買い付けに来ているだとか。
倉庫内
食器コーナー
ご覧の通りお皿の山、カトラリー、置き物など物凄い品数!!!
お皿の山を見てみると…
アンティークに詳しい方はご存知のものばかりでしょう。
実は写真におさめたものはほんの一部なんです。
他にもラヴィエやソーシエールなど私が訪れた時は、写しきれないほど大量にアンティークが並んでおりとても見応えがありました。
さらに格安で売られているところもエマウスの魅力!
行かれるタイミングが良ければアンティークに出会えるかも!?
家具・ブックコーナー
立派な食器棚やテーブルなどが格安で売られてます。
我が家もお目当ての家具を探しに時々見に来ています(笑)
行くたびに家具の展示が変わっているので良いものはすぐに売れてしまう印象です。
屋外
この雑多な感じも嫌いじゃない私は、何かお宝がないかなと目を凝らしてじっくり探します。
屋外は基本的には刻印のない(価値を判断できない)ものが置かれているのですが、、
今回私が見つけたものはこちら↓
味のあるレターケースとヴィレロイボッホのポワソン皿。
同じブランドのプレートが屋内に置かれていたのですが、実はこのポワソン皿は刻印が薄れていて見えにくかったので見落とされて屋外に雑に置かれていたのかなと思われます。
ヒビもカケもなくとても良い状態のお皿だったので、とてもラッキーなお買い物でした。
購入の流れ
欲しいものが見つかればそのエリアにいる方に値段を聞きます。(値札が貼られていないのでその場で値段が決まる感じ)
商品を取り置きしてもらい、もらったチケットを持って会計カウンターに向かいます。
お会計が済んだら返却されたレシートを持って、先ほど取り置きしてもらった場所に戻ります。
レシートを見せると商品がもらえます。
エマウスの営業時間と住所
営業時間:火曜〜金曜 14:00〜17:00 金曜・土曜 10:00〜17:00
住所:158 Chem. des Arnaud, 06730 Saint-André-de-la-Roche, フランス
まとめ
今回はフランスのリサイクルショップのエマウスについてご紹介させていただきました。
アンティークや蚤の市がお好きな方はきっと気にいるはず。
運が良ければお宝に出逢えるかもしれませんよ。
興味を持っていただけましたら、是非一度訪れて見てください♪
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