今回はニースとカンヌの間に位置する南フランスの街、「アンティーブ」をご紹介します。
ニースから電車一本で行けて、都会ニースとは違った穏やかな街並みが楽しめます。
ピカソ美術館や素敵なレストランがたくさんあり、とても魅力的な街です
アンティーブの街並み
アンティーブは、フランスの南部に位置する美しい海岸の町です。
地中海の中でも特に美しいとされるフレンチリビエラ地域にあり、暖かい気候、美しいビーチ、石畳の旧市街散策・マルシェを楽しめます。
メインストリートから1本外れるとこのような緑豊かな通りが何本もあります。
旧市街は狭い石畳の通りや小さなブティックが並び、素敵な雰囲気が漂っています。
このようなフォトジェニックな道を散歩するだけでワクワクしちゃいます
Le Nomade の彫刻
ポートを散歩していると一際目立つ大きなアートが目に入ってくることでしょう。
それがアンティーブを象徴する彫刻作品の『Le Nomade』です。
これはフランスの彫刻家ジャン・クロード・ファーレンダによって制作され2007年に完成しました。
地中海沿岸の美しい風景に調和するように設計された、高さ8メートルの青銅製の彫刻です。
この彫刻は、一つの場所にとどまるのではなく、風景の中でさまざまな場所に移動せきるように設計されています。
そのため『Le Nomade』は、孤独な旅人や探検家のイメージを表現しています。
観光客に人気の観光スポットになっています
フォートカレ(Fort Carre)
『フォートカレ』とはアンティーブにある要塞のことです。
この要塞は16世紀後半に建設され、地中海の海岸線を守るために建造されました。
その後何度か改修や拡張が行われ、要塞は現在でも見事な状態で残っています。
内部を見学することができ、歴史的建造物の迫力を感じます。
フォートカレはアンティーブの街の高台に位置しており、展望台からは周囲の風景や美しい海を一望することができます。
ピカソ美術館
アンティーブにあるピカソ美術館は20世紀を代表する芸術家であるパブロ・ピカソに関する作品を中心に展示しています。
主にピカソが1946年から1948年にかけてアンティーブで過ごした時期に関連する作品や展示物が収納されています。
絵画・彫刻・版画など幅広い作品が展示されており、とても見応えがあります。
さらにピカソの作品だけでなく、彼の生活や仕事に関する情報や展示もされているのが特徴的です。
ピカソ美術館は、海岸沿いに位置するため美しい海が目の前に見え、眺望も見どころと言えるでしょう。
このような環境はピカソの制作活動に影響を与えたことでしょう。
大胆なピカソの作品が生まれたのも納得です。
リリアン・ボンヌフォアでランチ
リリアンボンヌフォアとはフランスのショコラティエであり、ショコラブランドの名前とレストランの店名となっています。
5つ星ホテルのエデンロックのシェフパティシエなど数々の有名ホテルで腕を磨き、2015年に自身の名前のショップをオープンしました。
アンティーブには購入のみのショップとレストラン・カフェ併設のショップの2店舗あります。
せっかくならレストラン・カフェショップでランチもしくはお茶をするのがおすすめです!
個人的にお気に入りのお店なので何度も訪問しているのですが特にランチが女子ウケの良いおしゃれランチなんです。
左がエッグベネディクト、右がサーモンアボカドトーストです。
見た目以上にボリュームがあってお腹いっぱいになります。
ショーケースには季節ごとにさまざまなケーキが並びます。
個人的にはショコラティエのショップなだけあって、チョコレート系のケーキは間違いなく美味しいのでおすすめです。
もちろんお土産にバッチリなものもゲットできます。
そしてチョコレートやケーキだけでなく菓子パンもおいしいので是非試してみてください。
クロワッサンやパンオショコラはバターたっぷりでおいしいのはもちろんなのですが、私のおすすめは丸い形をしたブリオッシュ✨
何層も生地が織り込まれていて、外はサクサク、後からバターの香りがしっかりと味わえます。
夕方には売り切れなこともあるので、午前中に訪れるのが良いかも知れません。
レストラン・カフェ併設のショップがおすすめなので、是非訪れてみてください
おしゃれなカフェ ノマドカフェ
歩き疲れてコーヒー休憩したいな、と思ったらこちらのノマドカフェがおすすめです。
ショーケースには日替わりで数種類のケーキが並んでいます。
この日はキャロットケーキとカプチーノをおいしくいただきました。
店員さんが笑顔で丁寧な対応だったのが印象的でした
アンティーブのマルシェ
月曜日を除く火曜〜日曜の7:30ー13:00に営業しているマルシェです。
ニースやカンヌのマルシェよりは規模が小さいですが、新鮮なフルーツや野菜、切花、チーズはもちろんのことはちみつやラベンダーなどの南仏らしいお土産もゲットできます。
ニース、カンヌ、アンティーブのどのマルシェでもソッカ(ひよこ豆のクレープ)が食べられます。
ソッカは私の他の記事でも紹介していますが、1つ3ユーロと手頃な値段で、小腹が空いた時にちょうど良いおやつになります。
食べ歩きにも最適ですよ
まとめ
今回は南フランスの可愛い街、アンティーブをご紹介しました。
ニースやカンヌほど大きな街ではないものの、徒歩圏内にギュッと見どころが詰まった街です。
景色、アート、ショッピング、美味しい食事も楽しめるので、是非ニースから足を伸ばして訪れてみてはいかがでしょうか。
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