フランスにはスーパーフードと呼ばれる食材が豊富にあります。
今回はその中の1つ『チアシード』について、食べ続けた結果、得られた効果についてお話しします。
そもそも私がチアシードを食生活に取り入れた理由は美容・ダイエットが目的でした。
特段調理が必要なく、手軽に取り入れることができるというのも、ズボラな私にピッタリでした(笑)
そんなチアシードを数年取り入れ続けた結果、当初の目的以外の思わぬ効果に私自身びっくりしているのでこちらに体験談を書くことにしました。
チアシードとは?
チアシードは、シソ科サルビア属の一年草「チア(Salvia hispanica)」の種子です。
見た目は小さく楕円形で、黒色、白色、灰色、茶色などの混じった種子です。
特徴としては、水分を吸収すると約10倍に膨らみ、ゼリー状のゲルを形成します。
この特性により、スムージーやデザートに使用されることが多いです。
古代アステカ文明では主食として広く利用されており、近年ではその栄養価の高さからスーパーフードとして注目されています。
チアシードの栄養価
チアシードに含まれる主要な栄養成分は、オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)、食物繊維、たんぱく質、カルシウム、マグネシウム、鉄、リン、亜鉛、ビタミンB1(チアミン)、 ビタミンB3(ナイアシン)、抗酸化物質、カリウムが挙げられます。
栄養成分(約28グラム、大さじ2杯あたり)
• カロリー: 約137 kcal
• たんぱく質: 4.4グラム
• 脂質: 8.6グラム
• オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸): 約4.9グラム
• オメガ6脂肪酸: 約1.6グラム
• 炭水化物: 12.3グラム
• 食物繊維: 10.6グラム
• 糖質: 1.7グラム
ビタミン・ミネラル
• カルシウム: 約177ミリグラム(1日の推奨摂取量の17%)
• 鉄: 約2.2ミリグラム(1日の推奨摂取量の12%)
• マグネシウム: 約95ミリグラム(1日の推奨摂取量の24%)
• リン: 約244ミリグラム(1日の推奨摂取量の25%)
• 亜鉛: 約1.0ミリグラム(1日の推奨摂取量の7%)
• カリウム: 約44.8ミリグラム
• ビタミンB1(チアミン): 約0.2ミリグラム(1日の推奨摂取量の15%)
• ビタミンB3(ナイアシン): 約2.5ミリグラム(1日の推奨摂取量の16%)
その他の成分
• 抗酸化物質: チアシードにはクエルセチンやクロロゲン酸などの抗酸化物質が含まれており、体内の酸化ストレスを軽減する効果があります。
チアシードの具体的な効果
チアシードを摂取することで得られる効果には以下のようなものがあります。
1. 心血管の健康改善:オメガ3脂肪酸
チアシードはα-リノレン酸(ALA)という植物性のオメガ3脂肪酸を豊富に含んでおり、これが心血管の健康を支える役割を果たします。
また、血圧の低下や心臓病リスクの減少に効果があります。
2. 消化器系の改善:食物繊維
高い食物繊維含有量により、便通の改善や消化の促進に役立ちます。
また、繊維が水分を吸収して膨張するため、満腹感を長時間保つことができます。
3. 血糖値の安定化
チアシードは食後の血糖値の急上昇を抑える効果が期待できます。
これにより、糖尿病管理や予防に役立ちます。
4. 骨の健康維持:カルシウム、マグネシウム
チアシードにはカルシウムやマグネシウムが豊富に含まれており、これらのミネラルは骨の強化や健康維持に重要です。
5. 抗酸化作用:抗酸化物質
チアシードには抗酸化物質が含まれており、体内の酸化ストレスを軽減し、細胞の老化を防ぐ効果があります。
6. ダイエットのサポート
チアシードは食物繊維が豊富です。
その食物繊維が膨張し、満腹感を長時間保つことで、過食を防ぐ効果があります。
これにより、ダイエットのサポートになります。
7. たんぱく質補給:植物性たんぱく質
チアシードはたんぱく質を豊富に含んでおり、特にベジタリアンやビーガンの食事において貴重なたんぱく源となります。
8. 炎症の軽減:オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸には抗炎症作用があり、慢性的な炎症を軽減するのに役立ちます。
以上が主な効果です。
これらの効果を得るためには、チアシードをバランスの取れた食事の一部として適量を摂取することが重要です。
数年取り入れて得られた驚くべき効果
ここ数年毎朝、水でゼリー状にしたチアシード入りヨーグルトを食べています。
食べ続けた結果私が感じている主な効果を3つこちらに書き留めてみました。
花粉症の症状が軽減した
私が一番驚いた効果は花粉症の症状が軽減したことです!
産後体質の変化によるひどい花粉症に悩まされており、薬を飲んでも頭痛や喉の痛み、鼻水、皮膚の痒みなど様々な症状がありました。
ですが毎朝チアシードを取り続けた結果、毎年冬の終わり頃から出始めていた花粉症の症状のうち、なんと頭痛や皮膚の痒みなど一部の症状が出なくなりました!
最初チアシードの効果だとは気づきませんでしたが、よくよく調べてみるとチアシードの継続的な摂取によって花粉症が改善された方がいる、という情報が!
チアシードから得られる効果は人ぞれぞれ感じ方が違うと思いますが、私にとっては何とも嬉しい副作用です。
個人差があると思いますので参考になれば幸いです。
肌や髪にツヤが出た
チアシードは美容効果のあるマグネシウム、食物繊維、抗酸化物質が豊富です。
整腸作用があり、腸を整えるとアンチエイジングだったり、風邪も引きにくくなりますよね。
乾燥肌の私にはとても嬉しい効果です!
便秘になりにくくなった
食物繊維が豊富なチアシードのおかげで、便秘になりにくくなりました。
また、そのおかげで体が全体が軽くなりました♪
チアシードは良い事づくしですね!
チアシードの摂取方法
主な摂取方法
①水や他の液体に浸す
ヨーグルトやスムージーに加えたり、水に浸してゼリー状にしてから食べることが一般的です。
②サラダやシリアルにそのまま振りかける:
乾燥したままのチアシードをサラダやシリアルにトッピングすることもできます。その場合必ずしも浸す必要はありません。
私の取り入れ方
私は簡単なチアシード入りヨーグルトが毎朝欠かせません。
ベースはチアシード10gに対して水100mlを注ぎ前日の夜にゼリー状にしておく
ヨーグルト100gの上に前日の夜に仕込んだゼリー状のチアシードをかける
さらにその上に適量のアマニオイル、きな粉、はちみつをかける
仕上げにお好きなフルーツを盛り付ける
手抜きの朝食ではありますが栄養満点です◎♪
注意点
チアシードは栄養価が高く、健康に良い食品として広く知られていますが、摂取方法によっては問題が生じることがあります。
以下に注意点を記載します。
- 適量を守る: チアシードは高い繊維含有量を持つため、一度に大量に摂取すると消化器系に負担をかける可能性があります。適量は1日あたり大さじ1〜2杯が目安とされています。
- 水に浸す: チアシードは水分を吸収すると膨らむ特性があるため、乾燥した状態で大量に摂取すると、食道や腸で膨らみ、詰まるリスクがあります。摂取前に水や他の液体に浸してから食べるのが安全です。
- アレルギー: 非常に稀ではありますが、チアシードに対するアレルギー反応を起こす人もいます。初めて摂取する場合は少量から始め、体の反応を確認することが推奨されます。
以上の点を守れば、チアシードは健康的な食品として安全に摂取できます。
購入場所
フランスではスーパーのBIOコーナーやBIOショップ等で簡単にチアシードが手に入ります。
日本では輸入食材店などで見かけることがあります。
ネットであればさらに入手しやすいですよ。
スーパーフードにしては安価なため、負担にならず生活に取り入れやすいのも嬉しいです。
こちらにおすすめのチアシードを紹介させていただきましたので参考になれば幸いです♪
まとめ
今回はスーパーフード『チアシード』のある生活〜驚くべき効果について〜ご紹介させていただきました。
私自身、チアシードを食べ続けることで様々な効果を感じていますが、効果については個人差があると思います。
参考程度にしていただければ幸いです。
栄養価の高いチアシードに興味を持たれた方は、摂取方法の注意点を守って食生活の一部に取り入れてみてくださいね♪
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