フランスでは必要な時に必要な分だけ購入する量り売りが主流です。
スーパーの野菜や果物は、必要な分を量り台に乗せて重さで値段が決まる仕組み。
例えばブロッコリー1つでも大きさは大なり小なりありますが、日本だど1個◯円と決まっていて大きい方がお得な感じがします。
一方フランスでは重さで値段が決まるので必ずしも大きい方がお得という訳ではなく、それぞれの世帯ごとに必要な分量を購入することになるので食品ロスに繋がります。
今回はこの量り売りの代表的なスーパーBIOショップに注目してみたいと思います。
このようなスタイルを採用しているフランスはエコな国と言えるでしょう。
「量り売り」が身近な生活に
フランスではBIO(オーガニック)のショップが身近にたくさんあり、専門店から大手スーパーの一角にもBIOコーナーがあるほど。いつでも必要な時に必要な分だけ購入できる環境が整っています。
ドライフルーツやナッツ、シリアル、パスタ、穀物、お菓子など種類も豊富です。
BIOショップとは?
BIOショップとは有機製品やオーガニック製品を取り扱う専門店を指します。
こうしたショップでは、有機栽培された食品や自然由来の製品、環境にやさしい商品が販売されています。
なぜなら合成化学物質や農薬を最小限に抑え、環境への影響を考慮して製造された商品を取り扱っているからです。
BIOはフランス語で「有機」を意味し、このようなショップでは健康と環境に配慮した商品が提供されています。
フランスでは街の至る所にBIOショップがあり、とても身近な存在なんです。
量り売りの魅力
一番の魅力は自分の生活に必要な量だけ買うことができること。
→食品ロスを減らすことができます。
続いて包装が簡易的なため、環境にやさしいこと。
→包装が簡単な分、安価に購入することができます。(経済的)
我が家では全ての食料を量り売りで購入することはなかなか難しいのですが、主にドライフルーツの量り売りをよく利用しています。
日本ではあまり見かけないデーツの他パイナップル、いちじく、りんご、バナナ、マンゴーなど。
デーツ(ナツメヤシの実)はフランスではとてもポピュラーなドライフルーツ。
栄養価が豊富で砂糖が使われていないのにも関わらず凝縮された自然の甘味がとても感じられます。
鉄分がたっぷりなので貧血気味の方におすすめです!
スーパーフードと呼ばれる『デーツ』についてこちらの記事で詳しく紹介しています⏬
購入方法は?
↑こちらはフランス最大規模のオーガニックショップ、BIOCOOPの量り売りコーナー。
- 所定の袋が用意されているので、そこに小さなスコップで必要な量を入れる
- 次にその袋を上の量り台に乗せて、それぞれの食べ物ケースに書かれている番号を入力する
- バーコード付きの値段付きシールが出てきたら袋に貼ってお会計レジへ
とっても簡単なので旅行者の方も是非チャレンジしてみてほしいです!
番外編 面白い光景
こちらは大手スーパーの量り売りコーナーです。
写真をご覧になってお気づきになられましたか?(笑)
そう、そうなんです!スーパーの中に鳩が暮らしているのです!
量り売りコーナーの床には落ちた食べ物がちらほら。。
訪れるたびに頻繁に見かけるので、ここで食べ物をもらいつつ悠々と暮らしているのかしら、と想像してしまいます。
お客が誰も驚かずに自然体なこと、追い出されずに住み着いていることを考えると、なんてフランス人はおおらかなんだ!と思います。
まとめ
今回はフランスのBIOショップの量り売りをご紹介いたしました。
近年日本でも「量り売り」が新しい買い物スタイルとして注目されているようです。
量り売りショップでのお買い物は誰でも気軽に行えるエコな活動の1つです。
自然にもお財布にもやさしい「量り売り」のスタイル。
気になっている方は是非一度体験してみると新しい発見があるかもしれません。
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