南仏のプロヴァンス地方といえば美しいラベンダー畑を想像される方が多いでしょう。
実はラベンダーの見頃は6月末〜7月上旬と約2週間程。
年々この見頃の時期が早まっていると聞きます。
この短い期間に世界中から観光客がどっと押し寄せるのが、ラベンダー畑で有名なセナンク修道院とこの修道院から程近いゴルドという美しい村です。
車でないとアクセスしにくい場所なのですが、どちらも行く価値がある絶景スポットです。
今回は天気の良い日にこちらの2ヶ所を訪れてみました。
南フランスといえばラベンダー畑を想像される方もいらっしゃいますね
とても素敵な景色なので是非一度はご覧になってみてください
セナンク修道院とラベンダー畑
美しいラベンダー畑
険しい渓谷内に建てられたセナンク修道院はロマネスク様式の、とても質素な石造りの建物です。
私が訪れたのは7月頭だったのですが、ちょうど見頃を迎えていました。
紫色のラベンダーと白い修道院の色のコントラストがとても美しく、まるで絵に描いたような風景です。
目の前のラベンダー畑は立ち入り禁止ですが、周辺に何ヶ所か撮影スポットがあります。
みなさん思い思いに撮影を楽しんでいました。
ラベンダーに近づいて香りを楽しんでいる方も。
写真撮影に関しては人が映らないように撮影しようと思っても、観光客が多いのでちょっと難しいかもしれません。
周辺を歩き回って自分なりのベストポジションを見つけてみるのも楽しいです。
私の今回のナンバーワン写真はこちら。
お気づきになられましたか?
真っ青な空に綿菓子のようなハートの雲がふわりと浮かんでいます。
絵本に出てきそうな優しい風景にとても癒されました。
注意事項
ラベンダー畑の立ち入り禁止区域に注意してください。
当たり前ですが、無断で摘み取ることも許されません。
現在も修道僧によって栽培・管理されており、ポプリや石鹸、エッセンシャルオイルなどとして販売されています。
修道院は神聖な祈りの場なので、院内に入られる際は露出の多い服は避けるようにしましょう。
そしてラベンダー畑にはハチがたくさん飛んでいます。
黒い服は攻撃されやすいようなので、白などの明るめの服が良いと思います。
女性の方は綺麗なワンピースを着て写真を撮られている方がたくさんいましたよ
フランスの最も美しい村のひとつゴルド
ゴルドは鷲の巣のような形の外観が特徴の小さな村です。
村の麓にはフランスの田園風景が広がっています。
フランスの最も美しい村とは?
フランスの最も美しい村とは、質の良い遺産を持ち、小さな田舎の村の観光を促進するために設立された協会のことです。
審査基準が厳しく設けられており、審査に通り見事認定されたとしても、その後の審査でクリアできなければ剥奪されることもあります。
ちなみに審査基準はと言うと…
- 人口が2000人未満
- 2つ以上の質の良い遺産があり、それらの保護に対する促進が成されていること
- 議会で同意が得られていること
認定されれば、たくさんの集客が見込めるため良くも悪くもホテルやレストラン、土産屋などが立ち並びます。
古き良き街並みを守りつつ、過去と現代の融合された村へと徐々に進化していくのでしょう。
ゴルドの街散策
とても小さい村なのでおそらく1時間もあれば余裕で回れてしまうでしょう。
小道が可愛らしく、たくさんの緑やお花が村を彩っていました。
石畳みや石造りの家々はまさにおとぎの国ですね。
途中で可愛らしい雑貨屋さんにも立ち寄ってみました。
村にはマカロンで有名なLADUREEがあり、販売されていてお茶することもできます。
どの村にも必ずある教会にも立ち寄ってみました。
その村・街ごとに外観内観の違いがありそれぞれに魅力を感じます。
淡い色の雰囲気が素敵な教会でした。
まとめ
今回はラベンダーの時期にセナンク修道院とゴルドを訪れたため、どちらも観光客で賑わいを見せていました。
やはり真っ直ぐに続くラベンダー畑は圧巻の美しさです。
またゴルドは村が可愛いのはもちろんなのですが、村から少し離れた場所から撮影すると迫力のある鷲の巣の形の全体写真が撮影できます。
どちらもさほど離れていない場所にあるので、是非2ヶ所セットで行かれることをおすすめします。
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