『きのこ』というと秋を思い浮かべますが、フランスでは乾燥きのこを使えば年中楽しめます。
実は乾燥されたきのこの方が旨みがギュッと濃縮されておいしい出汁が出るのです。
有名なきのこと言えばLe Cèpe セップ茸、La Girolle ジロール茸、La Trompette de la mort クロラッパタケ、Le pied de mouton ピエド・ド・ムートンなどが挙げられます。
これらのきのこはバターやクリームソースとの相性が抜群なんです!
今回は私が得意なきのこのクリームパスタをご紹介します♪
主なきのこの種類
フランスでよく食べられる美味しいきのこをいくつかご紹介します。
セップ茸(ポルチーニ茸)
セップ茸はフランスでは『きのこの王様』と呼ばれます。
おいしいのはもちろんのこと栄養価も高く、高級食材として世界的に知られています。
とても香りが良く、バターなどで軽くソテーするだけでご馳走になります!
加熱すると傘はトロッと柔らかくなり、柄の部分は歯ごたえが少し残るので、2つの食感が楽しめます。
ジロール茸
ジロール茸は明るい黄色・橙色をしています。
歯応えがあり、食感が楽しめます。
またフランスではジロール茸のオムレツは家庭料理の定番です♪
トランペット茸
トランペット茸は、この特徴的なトランペットのような形状から名前が付けられています。
見た目は美味しそうではないのですが、、、
実は深い味わいがあり、コリコリ、シャキシャキとした食感が楽しめるきのこです。
モリーユ茸
モリーユ茸も特徴的な形をしています。
基本的には生よりも乾燥して使われることの方が多いようです。
独特な風味があり料理に深みを増してくれるので、フランスで人気のきのことなっています。
ピエド・ド・ムートン
ピエド・ド・ムートンとはフランス語で『羊の足』という意味です。
茶色の柄に赤い色素が入っており、その赤みを帯びた柄が羊の足に似ていることからそのように呼ばれています。
どのように調理する?
生のきのこであれば、バターやハーブ、オリーブオイルオイルでソテーするだけで香り高い料理に仕上がります。
またスクランブルエッグやオムレツ、グラタンに入れてもとても美味しいです。
ですが、個人的には旨みが凝縮された乾燥きのこを使っパスタが私のイチオシです!
今は日本でも簡単にネットで乾燥きのこを購入できます!
ちょっと高級かな!?と思われるかもしれませんが一度に使う量は少量なので、実は乾燥きのこはコスパの良い食材です。
おすすめの乾燥きのこ
フランスではこんな感じで乾燥きのこが売られています。
私はさまざまなきのこを組み合わせて使うことが多いのですが、一番のおすすめは?と言われれば
きのこの王様、『セップ茸』をおすすめします!!!
水で戻した際のもどし汁が出汁となり、クリームとの相性が抜群だからです!
是非次でご紹介する絶品クリームパスタを騙されたと思って試してもらえたら嬉しいです♪
絶品クリームパスタ
用意するもの(2人分)
- お好きなパスタ200g
- 乾燥セップ茸20g
- パルミジャーノチーズ80g
- 生クリーム150CC
- バター15g
- にんにく1かけ
- コンソメ1つ
- 白ワイン50ml(香付けのため安いもので大丈夫)
- 塩2つまみ程度
- 梅昆布茶小さじ1(家になければ省いても大丈夫)
- ブラックペッパー
①水またはぬるま湯で乾燥セップ茸を戻す。⚠️戻し汁は使います!
②ソースを作る前にパスタを茹でておく
③フライパンにバターとみじん切りにしたにんにくを香りが出るまで炒める
④上記の③にセップ茸の戻し汁150ml、白ワイン50ml、コンソメ1つ入れて煮立たせる
⑤さらに生クリームを加えて煮詰める
⑥すりおろしたパルミジャーノチーズを半分の40g(残り半分は出来上がったパスタの上に振りかける)、塩、梅昆布茶を入れてかき混ぜれば濃厚クリームソースの完成です
⑦出来上がったクリームソース(フライパンのまま)に茹で上がったパスタを投入し、手際よく絡める
⑧お皿にパスタを盛り付け、パルミジャーノとブラックペッパーを振りかける
作業工程はとっても簡単なのに、私が自信を持って来客に出せるとっておきのパスタなんです!
食べた方みんなに、『お店の味みたい!』と言ってもらえるんですよ♪
個人的には濃厚なクリームがしっかりと絡む平打ちパスタや太めのパスタがおすすめです。
まとめ
今回はフランスでよく食べられる美味しいきのこのと絶品クリームパスタについてご紹介しました。
日本で馴染みのない面白い形のきのこもありましたね。
おそらく、きのこの王様である『セップ茸(ポルチーニ茸』が一番知られているきのこでしょう。
セップ茸を使った絶品クリームパスタは私が何度もリピートしているパスタなので、気になった方は是非試してみていただけると嬉しいです♪
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