コートダジュールには鷲の巣村と呼ばれる切り立った崖や岩山の上に造られた小さな村がいくつもあります。
その中でも一番人気と言えば、エズ村でしょう。
ニースからバスでも電車でも行けるアクセスの良い観光地で、特にバカンスシーズンに入ると多くの観光客で賑わっています。
今回は電車を利用してエズを訪れた様子をご紹介します。
鷲の巣村とは
鷲の巣村とは険しい崖や山の上に築かれた村々のことを指します。
なぜそんな不便な場所に村があるの？と思われるかもしれませんが、中世の時代にイスラム教徒の攻撃から逃れるためにそのような場所に建てられたそうです。
コートダジュールには中世の面影が残る村がいくつも残っており、村に一歩足を踏み入れると、まるでおとぎの国にタイムスリップしたかのような気持ちにさせてくれます。
観光客が少ないシーズンであれば尚更実感できることでしょう。
それぞれの村ごとに異なった景色を見せてくれる鷲の巣村は魅力いっぱいのスポットです。
電車での行き方
Nice-Ville駅から乗車しEze駅まで4駅。(所要時間15分)
駅から続々とエズに向かう人の波が見られます。
私も後に続いてここからエズ村までニーチェの道をハイキングしてきました。
ニーチェの道
駅から数百メートル西の方向に進むと、ニーチェの道の入り口が見えてきます。
看板にもあるようにエズまで2キロちょっと、1時間の行程です。
⚠️ごつごつした岩山のハイキングになるので、必ずスニーカーで向かいましょう。
こんな感じの山道をひたすら登っていきます。
この日は汗が吹き出す暑さのため薄着の方が多かった印象です。
水分、汗拭きタオルも必須です。
25分ほど登るとこのような絶景が待ってます。
山を登りながら所々にビューポイントが用意されているので、写真を撮りながら楽しんで登ることができます。
ニーチェの看板が見えたらもう一息。
果たしてニーチェはこの山道を歩きながらどんなことを思い考え、壮大な構想を練っていたのでしょうか。。。
ハイキング中に数えきれないほど多くの登山者とすれ違ったのですが、しっかり装備をしている人もいればワンピース姿の女性や足元がヒールの女性を見かけた時は正直驚きました。
約1時間の山登りを甘くみないでくださいね。
サンダルの方も頻繁に見かけましたが、しつこいですが危険なのでスニーカーを準備していった方が安心です。
私個人の感想としては、景色を楽しみながらエズに向かいたい方、足に自信のある方はニーチェの道をおすすめします。
真夏ですとかなり体力を消耗するでしょうし、汗をたっぷりかくので女性の方はメイク崩れが気になるかもしれません。
エズ村での散策や写真撮影のみ楽しみたい方はバスを利用して行くのが無難のような気がします。
ご自身の旅行プランに照らし合わせて考えてみてください
エズ村散策
小さい村なので展望スポットやお土産屋を見て回っても2〜3時間もあれば十分だと思います。
お花が咲き乱れていて、どの景色を切り取っても絵になります。
階段を上へ上へと登っていけば自然と植物園の方に向かっていきます。
向かう途中にアートギャラリーや素敵な雑貨屋さんがあります。
旅の思い出にこのような絵葉書はいかがでしょうか。
植物園
ここが村の頂上になるため、植物園に入らないとこの景色をみることができません。
ちなみに入園料は大人1人7ユーロ。
海を一望できる最高の景色を堪能できます。
エズに来たらこちらの植物園はマストでしょう。絶景が待っています！
エズ教会
南仏らしいイエローの壁で外観も内観も素朴な印象を受けました。
レストランは予約必須
エズ村で食事をしようと考えている方は必ず事前予約が必要と覚悟しておいてください。
なぜなら観光客の数に比べてレストランやカフェが圧倒的に少ないからです。
お昼をエズで迎えたい方は、お昼ご飯を持参して行くのがベターでしょう。
下山後は穴場のスポットへ
再度来た道を引き返すとエズ駅の向こう側にはまるでプライベートビーチのような綺麗な海が待っています。
人が少なくて静かでのんびり過ごせる穴場スポットです。
水が透き通っていて、ニースの海に比べるととても綺麗です。
冷たくて足をつけるだけでも十分気持ち良い。
時間に余裕がある方は是非ビーチに立ち寄ってクールダウンしてみてください。
まとめ
今回はエズ村とニーチェの道のハイキングコース、隠れた穴場のビーチをご紹介させていただきました。
エズ村はニースからバスでも電車でも行くことができます。
バスの場合はエズまで山道を走るので酔いやすい方は備えておきましょう。
電車からニーチェのハイキングをされる方は体力に自信のある方におすすめです。
ご自身に合ったプランを選択してみてください。
コメント